第十一回バレンタイン企画
2016.01.24〜02.06実施




●企画概要&企画結果発表


田中「たっなかくんとぅおおおぉぉぉっしゃあああいっ!」
山川「山川君の(棒読み)」
田中「第十一回ぃっ! 『弦月の仮宿』ぉっ! っヴァレェンタァイィィィン企画結果はっぴょおおおぉぉぉおおおい山川!? だから、タイトルコールの時くらいテンションあげてこーぜって、前々からしつこく言って聞かせてんだろーが! お前がそういうテンションだと、一人ハイテンションの俺が馬鹿みたいじゃんかよぉぉぉ!」
山川「みたいじゃなくて、事実お前一人が馬鹿そのものなんだよ。開始早々からそんなテンションで全力疾走されたら、客が誰一人付いて来れないだろうが」
田中「おいおい、うちのお客さん方をお舐めじゃないぞ山川! これしきのノリに付いてこられないような人だったら、そもそもこのサイトの常連になんかなるはずないだろ! 俺のこんなテンションをものともしない、奇人変人の類しか来訪してないっつの!」
山川「危うく納得しかけたが、とりあえずお前はこのサイトの訪問客全員に土下座して謝れ。そしてさっさと本題に入れ」
田中「すみませんでしたぁぁぁぁぁ!(スライディング土下座)……からの企画概要説明〜! 今回はブログに二つのアンケートを設置し、それぞれに好きなだけ投票して貰う形式でした〜!」
山川「その流れでさらっと説明に入るのは予想外だった。アンケート一つ目では、合同・便乗企画三タイトルの中から、バレンタインネタ作品を見たいと思うものに投票して貰いました」
田中「アンケート二つ目は、毎年恒例・田中君VS山川君のチョコレート争奪戦として、俺と山川、およびその他の憎きモテクズ野郎連中に、チョコレートと称した票を入れて貰いました!」
山川「今のお前の悪意ある説明は、あえて流すからな」
田中「山川がサボリ心を出し始めたところで、アンケート1から結果の発表に入りま〜す!」

【アンケート1:バレンタインネタを見たいのは?】総票数:17票

「Good Day Good Departure」:8票
「異世界管理局第150支部(裏)」:7票
「extra-I'sT」:2票

田中「はい出た!」
山川「やっぱり出た」
リュー「はいやっぱり出ました、GDGD企画より、リュー=ウィングフィールドです。やったね、バレンタインネタ作品権、勝ち取ったりぃ」
田中「ばかぁぁぁぁぁ、もうリューなんか嫌いだ! 人気投票一位とボケキャラ代表格の座に飽き足らず、バレンタイン企画の注目株までがっつり取りに来やがった!」
リュー「『行けるところまで行ってみようか』が、おれたち一行の信条なもので、取れるところまで取りにいってみようかと。皆様、毎度御贔屓にして頂き真にありがとうございます」
山川「予想通りというか何というか、強いな、GDGD企画」
リュー「まぁ、GDGD企画に関わるお客さんの数って、他の二タイトルと比べて圧倒的に多いからね。この好条件で負けてたら、おれ、旅の仲間に顔向けができないところだったよ」
田中「余裕の表情してるけど、さりげな〜く、『異世界管理局』に1票差まで迫られてるよな?」
リュー「あ、ばれた?」
裏葉「そりゃバレますよ! うわぁぁぁん、悔しい、もう少しで俺たちが一位だったのにぃぃぃ!」
山川「企画序盤〜中間では、実際、『異世界管理局』が一位になってたらしいしな。管理人もその気になって、『異世界管理局』のバレンタインネタを本格的に練り始めてたそうだ」
田中「マジでか、ダークホースだったな」
リュー「危ない危ない。ブラック企業ならぬブラック役所なだけあるね」
裏葉「紅さぁぁぁん、不甲斐ない俺でごめんなさぁぁぁい! 責任とって、俺、今日からしばらく謹慎して職場出禁になりますぅぅぅ!」
山川「ちゃっかりと体よくサボろうとしてるな」
田中「正直、俺、カオスなバレンタインはちょっと見てみたかったかもしんない」
ソースケ「うーん、絡んでくるサイト様の数は同じはずなのに、『extra-I'sT』はいまいち振るわなかったねぇ、リンカ」
リンカ「ふぇぇ、三タイトルの中で唯一、男女コンビの主人公なのに……」
田中「俺、『これみよがしに見せつけるんじゃねぇよ、このバカップルが』っていう、お客さん方の声が聴こえた気がする」
山川「それはお前の心の声だ」
リュー「と、いうわけでどんなわけで。バレンタインネタと絡めたGDGD企画作品については、後日改めて、制作・掲載される予定です。皆様どうぞお楽しみに」

(追記:「Good Day Good Departure」企画 バレンタイン関連作品「チョコレートとコイゴコロ」)




田中「なんか淡々とまとまったところでぇ! いよいよ本題、アンケート2の発表に移りまぁぁぁす!」
山川「どっちかっつーと、1が企画の本題だったはずなんだが」

【アンケート2:毎年恒例・チョコレート争奪戦!】総チョコ数:48個

 田中卓也:8個
 山川健悟:10個

田中「……」
山川「……」
田中「以上! 第十一回『弦月の仮宿』バレンタイン企画結果発表でした!!」
山川「終わらせるな」

(その他途中追加キャラクター)
 ピアニ―:8個
 ゲン  :7個
 アルト :6個
 リュー :5個
 ロー  :3個
 トータ :1個

田中「以上っ!! 第十一回『弦月の仮宿』バレンタイン企画結果発表でしたぁっ!!!」
山川「だから終わらせるなってのに。あれだけ散々一人で盛り上がったんだから、締めるところまでキッチリ締めてから終わらせろよ」
田中「やだぁぁぁ、こんな現実認めたくないぃぃぃ! あれだけ散々一人で盛り上がったのに、全然露出がなかった山川にあっさり負けた残酷な現実なんてぇぇぇ!」
山川「そこまで的確に現実を把握した上の振舞いだったかと思うと、流石に同情を禁じ得ないな」
ピアニー「そうだな、あれだけ散々一人で盛り上がっておきながら、企画開始後に名が追加された私と、獲得した菓子の数が同じであるだとかな。ふふふ、応援してくれた皆、心より感謝するぞ!」
田中「バレンタインなんて全く関係ない世界観の若年寄が、ご満悦でドヤ顔してる現実も直視したくないぃぃぃ!」
ゲン「お、オレも7個も獲得してる! やー、オレもまだまだ捨てたもんじゃねぇな、みんなありがとなー!」
アルト「うお、俺も6個も貰っちまったのかよ? うわぁ、何か照れるけど、やっぱすっげぇ嬉しいなぁ、ホントありがとう!」
リュー「名前が追加されたのが企画〆切前日だったおれですが、ちゃっかり5個獲得ということで、毎度御贔屓にして頂き真にありがとうございます二回目」
田中「このへんの常連が当然のようにチョコレートを貰ってる現実も許し難いぃぃぃ! っつーか、ここでまた出て来たよ、鉄面皮強欲商人がぁぁぁ!」
リュー「取れるところまで取りに行ってみようかと」
ロー「くっ、3個に留まったか……岩塩の不名誉なイメージさえなければ、僕ならばもっとたくさんのチョコレートが贈られたに違いないのに!」
トータ「僕の場合は十中八九、あちらの騒がしい彼に僕がイチャモンを付けられればいいという思惑で贈られたチョコレートだから、貴方方のように素直には喜べそうもないね。まぁ、僕はそもそもチョコレートにもバレンタインにも執着などないから、そんなことで一喜一憂するまでもないのだけれど」
田中「うるせぇ、貰えただけ素直にありがたがりやがれ! あとそっちの自己陶酔ティ●カーベルは、もうキャラクター紹介に『岩塩系魔法使い』って書かれちまえば良い!」
ロー「良いわけがあるか、どんな魔法使いだ僕は!」
トータ「『自己陶酔ティンカ●ベル』の方が、よほど不名誉だと思うのは僕だけなのかな」
山川「俺も思った」
リュー「そっちの方がよほど美味しいネタだとはおれも思った」
田中「ええい、その他有象無象のことはもうどうでもいい、っていうかもう忘れた! 何でだよ、何でまた山川に負けちまったんだよ、今年はあんなに気合入れてアピールしまくったのにぃぃぃ!」
ピアニー「そのことだがな、卓也。お主むしろ、負けた方が企画が面白くなりそうだと、訪問客らに認識されておるのではないか?」
田中「…………ん?」
アルト「あー、確かに。例え卓也が勝ったとしても、健悟はあんまり反応しなさそうだしな」
トータ「むしろ早急に結果発表を終わらせにかかるだろうね」
ゲン「その点、健悟が勝てば、間違いなく卓也のオーバーリアクションが拝めるってわけか」
ロー「そりゃあ誰だって、冷めきったつまらない反応よりは、鬱陶しくとも大袈裟で派手な反応の方が楽しいだろうね」
リュー「つまり、卓也が健悟に勝とうと躍起になってアピールすればするほど、お客様方のチョコレートは健悟の方へ流れていく、と」
田中「…………」
山川「…………」
田中「俺、今日から冷酷腹黒なノーリアクション男になる☆」
山川「出来るもんならやってみろ」





●「田中君と山川君」バレンタイン特別編

*「バレンタインチョコを貰ったら素直に喜ぼう!」


「あー、もしもし、そこの山川君? 机横、及び、ロッカー前に積み上げられたチョコレート満載の段ボール箱計四つは、善良な級友たちの通行の妨げとなります。怒れる非モテ男たちの怨みつらみが具現化する前に、即時撤去をお願い申し上げます」
「今回ばかりは俺に非があるから素直に謝る。御迷惑をお掛けして真に申し訳ありません。が、諸事情により即時撤去が困難である為、本日放課後まで現状を維持させて頂きますよう、何卒宜しくお願い申し上げます」
「ええい、涼しい顔で何が『諸事情により』だよ! ご自慢の常識人キャラは、一体どこに廃棄しやがった! 良いから今すぐ、その目障りなモテ男ジェンガを、俺の目の前から消し去りやがれぇぇぇ!」
「お前に『片付けろ』と命じられるとは、甚だ心外なことこの上ないな。とりあえず、両手でお前の両目を覆ってみたらどうだ?」
「お〜、成程、チョコランマッターホルンも山川も何も見えなくなった〜、って違う! 何だよ、その投げやりな応急措置! そんな方法、俺の目は欺けようが、他のモテ男撲滅委員会員は誤魔化せないんだからな!」
「今のでお前の目なら欺けるのか。冗談はともかく、今回はかなり本気で置き場に困ってるんだよ。鞄も机も部室のロッカーも、下駄箱に至るまで、すでに完全に容量オーバーだし」
「漫画か!」
「今年は妙なボランティア団体が発足してて、代表者とかいう女子数名が俺宛のチョコレートをわざわざまとめて段ボールに詰めて、送り主のリストまで付けて持ってきてくれたんだが」
「漫画か!」
「それでも例年と同じく、机やロッカーにもチョコが詰め込まれてたから、結局新たな段ボールを組み立てるしかなくて」
「漫画か! っていうかそれ、ボランティア団体じゃなくてファンクラブだろ! 漫画か! 漫画か! しつこく何度でも言うけど、漫画か!」
「俺は知らない、認めたくない」
「それ完全に知ってるし認めてるだろ山川! うがああああ、よもやとは思ってたが、やっぱりあるのかファンクラブぅぅぅ! そのチョコレートの数からして、会員数軽く三桁いってるだろぉぉぉ!」
「いや、三桁は流石に、いないと信じたい」
「それ完全に三桁いるだろ山川ぁ! なんだよちくしょう、どうなってんだよ、世の中どうかしてるよ! 三桁っつったら、モテ男撲滅委員会員数と良い勝負じゃねぇか!」
「どうかしてるは俺の台詞……おい、最後何て言った?」
「『三桁っつったら、モテ男撲滅委員会員数と良い勝負じゃねぇか』」
「俺は何も聞かなかった」
「それ完全に聞いただろ、山川」





●企画関連文書(ブログ掲載)


〜帰ってきた! 田中君のイチャモンバレンタインvol.1〜

田中「俺の名前は田中卓也、十七歳の男子高校生! 好きな女の子のタイプは、雨に濡れている捨て犬または捨て猫を、見捨てることも出来ずに連れて帰るような優しい子! 嫌いな野郎のタイプは、バレンタインに可愛い女の子からチョコレートを貰っても、当然のような顔してるモテクズ野郎! さあみんな、今日も元気に、チョコレートを贈られたモテクズ野郎を血祭りにしてやろうZE☆」
アルト「待て待て待て待て卓也、何だこの状況! 俺のフードをがっちり掴みながら、爽やかに不穏な長台詞を吐くんじゃねぇよ!」
田中「うるせぇぇぇ、このモテクズ野郎パイオニーアがぁぁぁ! 何をちゃっかり、俺と山川の一騎打ちに混ざり込んでんだよ! ギルド企画が終わって三年も経つってのに、一体いつまでうちの看板面してるつもりだよ! いつまで人気投票上位の座に居座り続けるつもりだよぉぉぉ!」 
アルト「後半ほとんど八つ当たりじゃねぇか、って、俺のフードの中にチ●ルチョコを大量投入するのはやめろ! 背中がゴリゴリするだろうが!?」
田中「で、結局そのチョコ、誰から?」
アルト「え……さあ? 今回のシステム、コメントも名前も入れられないしな」
田中「でも、心当たりはあるんだろ? お前にチョコをくれそうな可愛い女の子の」
アルト「可愛い女の子…………い、いやいや、そもそも、そのチョコが女の子からかどうかも分か」
田中「誰の顔を思い浮かべやがった、このモテクズ野郎おおおおおお!」
アルト「だからチロ●チョコを投入すんなってのにーっ!」



〜帰ってきた! 田中君のイチャモンバレンタインvol.2〜

田中「ハイハイハイ、来ると思ってましたよモテ師匠! どうせ貰えるんだろうと思ってましたよ! 流石にお強うございますね、銀髪オッドアイで女子ウケ要素をふんだんに盛り込んで貰ってるだけありますよねぇぇぇ!」
ピアニー「卓也お主、第十回と一言一句違わぬ台詞ではないか。手抜きを謗るべきか、記憶力を賞賛すべきか、判断に迷うところだぞ」
田中「はーい、迷うんだったら褒めれば良いと思いまーす! 田中君は褒められて伸びるタイプでーす!」
ピアニー「私の所為でお主の増長ぶりをこれ以上悪化させては、健悟に申し訳が立たぬわ」
田中「大体さぁモテクズ師匠、師匠が好きなのって酒だったよな? 甘ったるいチョコレートなんか貰ってもちっとも嬉しくないよな? そのまま田中君に譲っちゃえばいいと思うよな?」
ピアニー「思うわけがなかろう、酒と菓子とは完全に別物だ。それと、『屑師匠』の呼び名を定着させるでない」
田中「なんでだよぉぉぉ、『チョコレート』の『チ』の字も登場させられない世界観の癖に、どうしてちゃっかりチョコレートが貰えるんだよぉぉぉ! お客様ぁぁぁ、そのクリックの一手間を田中卓也に注いでくださぁぁぁい!」
ピアニー「お主こそだな、無闇と他人に絡むその手間を、もっと別の誇るべきことに費やすべきであろうに」
田中「え? 俺がモテ男に無闇と絡む手間を惜しんだら、俺のアイデンティティが喪失するよ?」
ピアニー「確信を持って言い切るでない、こちらが悲しくなるわ!」



〜帰ってきた! 田中君のイチャモンバレンタインvol.3〜

田中「ゲン兄やんゲン兄やん! 右向け〜〜〜右!」
ゲン「右?(くるり) Σあああ、バレンタイン投票にオレの名前が追加されてるじゃねぇか! やったぜ、誰かがオレにもチョコを」
田中「左向け〜〜〜左!」
ゲン「恵んでくれ(くるり)」
(ゴスッ!)
ゲン「(左頬強打)っおっごあああぁぁぁ……!? イッテェな、何すんだ卓也! 奥歯吹っ飛ぶかと思っただろうが!?」
田中「♪引〜っ掛かった引っ掛かった! どうだ思い知ったか、全国のモテナイ男たちの怨みヂカラを集結させた鉄拳制裁の威力を!」
ゲン「怨みヂカラって嫌な響きだなオイ。鉄拳っつーか、オレの顔の真横に拳を伸ばしただけだよな? 最早イチャモンにもなってねぇぞ」
田中「だ、だってだって、仕方ねぇじゃんか! vol.3にして、早くもイチャモンの付け方のレパートリーがネタ切れ起こしちゃったんだよ! 何かもう、無意味かつ理不尽な暴力に訴えるくらいしか手段が思いつかなかったんだよぉぉぉ!」
ゲン「すでに目的を見失ってんじゃねぇか! 何でそこまでしてイチャモンつける必要があるんだよ、つけたくないなら止めりゃ良いだろ!」
田中「いや、イチャモンはつけたい。チョコレート貰ったゲン兄やんが憎い」
ゲン「……そんな澄み切った目で……」



〜帰ってきた! 田中君のイチャモンバレンタインvol.4〜

ロー「やれやれ、ようやく出番か。僕のファンにはどうも、チョコレートを堂々と渡すことになかなか踏み切れない、シャイで奥ゆかしい女性が多いようだね」
田中「なぁなぁ、前から言おうと思ってたんだけどさぁ」
ロー「それでも結局、こうして彼に絡まれる羽目に陥っているわけだから、全く、隠そうとしても滲み出す僕の魅力の罪深さと言ったら」
田中「ロー、モテ男撲滅委員会に入らねぇ?」
ロー「レックルもきっと気が気じゃない……もう一回言ってみろ!?」
田中「だから、モテ男撲滅員会に入らねぇかって。誇りに思えよ、同じ高校以外のやつを誘うことなんて滅多にないんだからな!」
ロー「誇るどころか不名誉も甚だしいだろ! どこをまかり間違って僕を誘った、むしろ君たちから標的にされるべき人材だろう、僕は!」
田中「だって、ローが仲間に入ったら絶対頼もしいし? あの対イケメン岩塩攻撃を見た時、ビビッと来たんだよな〜! モテ男に容赦なく魔法で制裁を与えるなんて、委員長の俺ですら出来ない芸当なんだぞ!」
ロー「どうしてこの僕が君らと同列の扱いなんだ、意味が分からない!」
田中「共に協力してモテ男共を打ち滅ぼそうぜ、ロー! 早めに何らかの手を打っておかないと、今にレックルをアトラスとかヘルドとかのモテ男に取られちゃうぞ!」
ロー「どうしてその面々がモテ男扱いなんだ!?」



〜帰ってきた! 田中君のイチャモンバレンタインvol.5〜

リュー「どうも、企画残り一日というギリギリのタイミングながら潔くイチャモンをつけられに参上しました、リュー=ウィングフィールドです」
田中「うむうむ、なかなか立派な心掛けで……って、あれ? このコーナーって自己申告制だったんだっけ? なんか俺、ドしょっぱつからそっちのペースに呑まれちゃってない?」
リュー「卓也とおれのコラボ、酸性系洗剤と塩素系洗剤がうっかり混ざっちゃった的な危機感を覚えるよね」
田中「うおおおお、負けるな俺、元祖トップボケキャラの座を譲ってたまるかぁぁぁぁ!」
リュー「元祖様が仰せならば仕方がない。だったらおれは、『新発売☆トップボケキャラ』の座にでも甘んじておこうかな」
田中「し、新発売、だと……!? そんなの、そんなの、『期間限定』と一緒で、ついつい手が伸びちまうじゃんかよ! ええい、この商売上手!」
リュー「最高の褒め言葉賜りましたー」
田中「なんだよなんだよ、どうせその調子で、人気投票第一位の座も、今回のチョコレートも、さらっとゲットしやがったんだろ! これは俺と山川の真剣勝負なんだぞ、俺は死に物狂いなんだぞ、そのチョコレートをそのまま俺に横流せよぉぉぉ!」
リュー「いいよ」
田中「大体どいつもこいつも、別にバレンタインのチョコなんてそこまで欲しくない癖に、どうしてこう固執する…………いいの?」
リュー「卓也の言う通り、おれがどれだけチョコレートを貰ったところで、何かイベントが発生するわけでもないしね。新旧トップボケキャラのよしみってことで。以後おれが貰ったチョコレートは、全て卓也のものってことにすれば良い?」
田中「ま、まままマジでぇぇぇ!? うわあああ、俺、リューのこと誤解してた! ありがとうありがとうありがとうどうぞよろしくお願いします!」
リュー「承りました、ってことで。管理人さんにこの件について報告するから、卓也もここに同意のサインしてくれる?」
田中「おうともさー!」
リュー「『私、田中卓也は、以後の人気投票で獲得した全ての票を、リュー=ウィングフィールドが以後の企画で贈与された全てのチョコレートと交換することを承諾します』。はい、契約完了ー」
田中「……あああああぁぁぁぁぁっ!?」



〜帰ってきた! 田中君のイチャモンバレンタインvol.6〜

田中「は〜いはいはい、投票〆切まで残り一時間という超瀬戸際で名前が追加された往生際の悪いちびっこはこちらですかぁぁぁ〜?」
トータ「その腹立たしい態度だけで、いつまでたっても貴方がご友人に人間的に勝てそうもない理由が伺い知れると言うものだ。せめてその気色の悪いニヤケ面を、ほんの少しでも隠す努力をしてから登場したらどうなんだ」
田中「そんなこというと俺、真面目にダースベ●ダーのマスクとか被ってくるけど、コーナーのラストまでツッコミ抜く自信ある?」
トータ「貴方はこのコーナーを一体どうしたいんだ」
田中「チョコレートを貰っても当然のような顔してるモテクズ野郎に、思いつく限りのイチャモンを付けて死ぬほど辟易させるコーナーにしたい」
トータ「存外に徹頭徹尾ブレがないね。その割に、僕へのイチャモンは方向性がブレているような気がするのだけれど、それが貴方のアイデアの枯渇によるものだとしたら、こんな時間の無駄は早々に切り上げることをお勧めするよ」
田中「いやだってさぁ、俺のターゲットって、あくまで“モテクズ野郎”だから、トータに対してはあんまりイチャモン付ける気にならないっていうか」
トータ「ふうん? それはつまり、僕はチョコレートを貰っても当然のような顔をしているようなクズではないと、貴方は認識しているということだね? 貴方から高く評価されようとも特段誇りには思わないが、貴方に見る目が全くないわけではないようだと、僕も多少は考えを改めざるを」
田中「相手が“ちょいモテクズちびっこ”となると、俺の敵意も削がれるっていうか」
トータ「僕は貴方に敵意どころか殺意が湧いてきたところだよ」





 たくさんの投票ありがとうございました!





(追記:バレンタイン企画対応ホワイトデー作品「赤いリボンをむすぶ先」/「ものかきギルド・ストーリー」企画より)







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