ブログ間交流クリスマス企画「行ったり来たりクリスマス」
2013.12月実施




●企画説明


???「へい、良い子の野郎どもー。二十日近く早いがまぁ気にせずに、めり〜〜〜くりすま〜〜〜す」
????「ちょ、いきなりなんスかそのダラッダラな挨拶は! 僕らがこんなところに出る機会、そうそうないんっスから、もっと真面目にやってくださいよ!」
???「あ〜うっせぇ! ホントだったら、この死ぬほどクソ忙しい時期に管理人の馬鹿に付き合ってる暇なんかねぇんだよ! 付き合ってやってるだけマシだと思いやがれ!」
????「い〜からシャキッとしてください! でないと今日からクリスマスまで、メザシとモヤシしか食わせてあげないっスよ!」
???「何だよその財布にしか優しくねぇ献立!? たまにはもっと俺に優しくしろっつの! ……チッ、わーかったよ、真面目にやれば良いんだろ、真面目にやーれーば!」
????「当たり前っスよ、せいぜい出入り禁止にならないよう、頑張って宣伝して貰いますからね!」

※この二人の正体にピンと来ない方は、30分小説「12月26日の彼ら」及び、短編小説「12月24日の彼ら」をご覧ください。

「そんじゃ、今年も残り僅か、世はクリスマスシーズンっつーわけで。例年はそんなイベントなんざ完全無視のこのサイトでも、今年はクリスマス企画を開催するそーだ」
「題して、ブログ間交流企画『行ったり来たりクリスマス』! いつも仲良くしてくださってるサイトさんと一緒に盛り上げる、お客様参加型企画っスよ!」
「この企画は、参加を希望するお客さん方のブログで、同時期にキャラクター投入型のプチイベントを開催して貰う、って感じらしい。具体的は下んトコ読んどけ、下んトコ」
「真面目にやる気ゼロじゃないっスかアンタ!」

・企画参加方法・

1.スポンサーとしてブログでイベントを提供してくださる方は、各人のブログにおいて「行ったり来たりクリスマス」企画参加の宣言をした上で、以下の情報を示してください。
@開催イベント(例:仮装パーティー・プレゼント交換会 など)
A開催予定日
B企画参加申込〆切
C招待キャラクター条件
Dその他 持ち物・服装・特定キャラへのラブコール など

2.各イベントに参加したい方は、それぞれのブログの管理人さんに対し、メールなどを利用して直接参加希望のメッセージを送ります。送り込むキャラクター名の他、各イベントで設定されている指示があれば従ってください。
3.スポンサーの皆さんは、送り込まれたキャラクターさんをお借りして、開催日にブログでイベントを実施してください。
4.イベントの形式は自由です。コント会話・小説・漫画・イラストなど、各参加者さんにお任せします。気張って制作する必要は全くありませんので、ダラダラコントでもラクガキイラストででも、是非お気軽にイベントを提供してください。
5.「イベント提供」と「キャラクター送り込み」は、どちらか一方だけの参加でも、勿論両方でもOK。あちこちのブログで開催されるだろうイベントをみんなで一斉に楽しみましょう!

「……だってよ。へ〜(鼻ほじくり)」
「清々しいまでに丸投げっスね……もー諦めましたよ」
「そりゃ賢明なこって。あ、ちなみに、管理人がお客さんのブログで開催宣言を発見したら、ウチのブログでも宣伝をする予定だそうだ。宣言したのに管理人がいつまでも気付かないようなら、世話かけるが連絡してやってくれや」
「それと、送り込まれたキャラクターさんの名前は、その度に掲載してあげると、他の人が参考に出来るんじゃないっスかね」
「っつーか、完全に人任せな企画じゃねーか。どんだけやる気ねーんだよ、ウチの管理人様はよぉ」
「アンタにだけは言われたくないっス」
「あーハイハイ、聞っこえね〜な〜。んじゃまー、お客さん方の積極的な参加を楽しみにしてまっすー」
「続けて早速、『弦月の仮宿』のイベント参加者募集っスよ!」





●「弦月の仮宿」版「行ったり来たりクリスマス」告知


 開催イベント:闇鍋大会in炬燵
 開催予定日:12/22〜25日あたり
 企画参加申込〆切:12/15(日)
 招待キャラクター条件:お一人様2キャラクターまで(秋待が拝読している作品だと助かります)
 その他:1キャラクターにつき一つずつ、鍋に入れる具材を持たせてください。

 受付キャラクター:
  夢裏徨 様宅 「The Old Magic」より ヴィルさん&ジークさん
  透峰零 様宅 「曇りのち『晴れ/雨』!」より 雨野雫さん&太田陽さん





●イベント提供サイト様


【月影草】夢裏徨 様
 開催イベント:「エベルとサンタクロースをやっつけろ!」
 送り込みキャラクター:ポルク&ディー&トータ&ハナダ

【白虹太陰】透峰零 様
 開催イベント:クリスマスパーティー
 送り込みキャラクター:ピアニー&トット&アルト&リュー&レックル&ロー





●前哨戦


田中「いくぞ山川ー、そっちちゃんと持ってるなー?」
山川「ああ、大丈夫だ。そっちこそちゃんと持てよ、田中。せーの」
二人「「(どさっ)……よし」」
田中「おっしゃ、『弦月の仮宿』名物デカ炬燵セット完了〜! あとはミカンとアイスとポテチとW●iとP●Pがあれば冬籠り準備完璧だな!」
山川「駄目人間への準備が整いすぎだろ、そのセット。籠るにはまだ早いぞ。座布団もたくさん要るだろうし、客用のトンスイや箸も大目に出しといたほうが良いだろうし」
田中「おっとっと、そーだな、田中君のファンが田中君と闇鍋やりたさに何人来るか分かんねぇもんな〜。山川君、座布団十枚持ってきて!」
山川「お前も手伝え卓丸師匠。あとそんな客が億が一にも来ようもんなら、しばらく遠いどっかの保養地ででも静養して心を鎮めるよう本気で説得する」
田中「で、実際のとこどーなの? お客さん何人くらい来るの? 嫌な予感しかしない闇鍋大会にわざわざ参戦しに?」
山川「お前と意見が一致するとは不本意だが、俺も嫌な予感しかしない。ええと、今のところ来訪の連絡を受けてるのは二人だな。が、ここの連中も何人かは他のイベントへ行くらしいし……うーん、ここは当日ガラガラって可能性も十分ありそうだな」
田中「あ、っていうかそれだよそれ! クリスマスパーティーとか、も〜めちゃくちゃ楽しそうだし、サンタクロース討伐作戦なんて、俺が参加しなくて一体誰が参加するんだよ!? こんなとこで座布団並べてる場合じゃねぇじゃん、今すぐ余所んとこ突撃しよーぜ山川!」
山川「無理だ」
田中「なんだよノリ悪いな山川、高校生男子からノリを引いたら根拠のない自信しか残んねぇだろ……ん? 今、 “嫌”じゃなくて、“無理”って言った山川?」
山川「今回俺たちには、12月26日まで管理部から『外出禁止令』が出てる。外出できないか試してみたが、玄関から出たと思ったら宿の中に逆戻りしてたからな」
田中「そ、そんな“世に●奇妙な物語”みたいな世界観だったっけココ!? 管理部ってドコ!? なんで俺たちは出ちゃいけないんだよぉぉぉ!?」
山川「これまで余所で散々迷惑かけて散々雰囲気ブチ壊したからだろ、お前が。よって俺たちは闇鍋に強制参加だそうだ」
田中「ええええええ、そんな、某イベントで例に挙がってた『ツリーの上で高笑いしたい』なんて、俺が行かなきゃ、俺以外の誰がそんなことするって言うんだよぉぉぉぉ!?」
山川「各イベント主催者の皆さま、この馬鹿はこの通りここに閉じ込めておきますので、決してイベントの邪魔はさせません。どうぞご安心ください」
田中「田中差別だぁぁぁぁぁ!」





●闇鍋大会in炬燵(1)


田中「……なあ、山川?」
山川「……なんだよ、田中?」
田中「クリスマス企画始動から早二週間以上、今日からやっと待ちに待ったうちのブログでのイベント開始なんだよな?」
山川「そういうことになるが、で?」
田中「……ガラッガラじゃん、うち」
山川「……ガラッガラだな」
田中「あれだけ気張ってコタツ二つ合体させて座布団並べまくったってのに、この人数一体どういうこと? うちの連中は一体どこに消えちゃったんだよ?」
山川「ポルク&ディー、トータ&ハナダは、夢裏徨様宅のイベントへ。ピアニー&トット、アルト、リュー、レックル&ローは、透峰零様宅のイベントへ出張中だそうだ。っつーか、送り込み過ぎだろ管理人……」
田中「メイン級がごっそり!? うわあああ、なんだよそれぇ、だからうちはこんな微妙な顔ぶれがコタツにみっしり詰まっちゃってるってことぉぉぉ!?」
ゲン「微妙で悪かったな」
オイル「悪かったね」
ビクス「悪かったですね」
アトラス「わーりぃ悪ぃ」
田中「悪いと思うなら、皆して俺の頭の上で蜜柑の塔を建設すんのやめてくんない?」
オイル「本音は悪いと思っていないからこその蜜柑の塔なんだけどね」
アトラス「動くなよ卓也ー、あと一個で記録更新だぜ!」
山川「田中で遊ぶのは一向に構わないんだが、これ一体どういう面子なんだ?」
ビクス「『弦月の仮宿』の主な作品から、出張していない人を一人ずつ出したみたいですね」
ゲン「いっそ残った主人公全員ってのも考えたらしいんだけど、あー、なんつーか……大人の事情があってだな」
ビクス「太助君と正和君と蛍夕君は性格も口調も被ってるから排斥されたってことですね?」
ゲン「言葉濁したのに!」
オイル「メンバー選定理由は分かったけど、この男クサさはどうなのさ? せめてお客さんに女の子がいれば緩和されるんだろうけど」
アトラス「(ぴくり)噂をすれば、お客さんみたいだぞ」

♪ぴんぽーん

山川「ホントだ、じゃあ出迎えに」
田中「はいはいはーい、俺も行く行くっ!(むくっ)」
(田中の頭上から蜜柑ごろごろごろごろごろ)
オイル&アトラス「ああぁぁぁ〜っ!」
ビクス「……良いんですか、こんなダラけきった状態の部屋に案内して……」
ゲン「いや、まぁ、向こうもある程度覚悟の上だろ、このブログのダラけっぷりについては」
田中「さ〜て、これで少しはムサい部屋に華が……」

ヴィル「邪魔するぞー!」←男
ジーク「今晩は」←男
雫「今晩は〜、おッ邪魔しまーす!」←男
陽「お邪魔します」←男

一同「…………(シ〜ン)」

ヴィル「……え? 何だこれ、何か来ちゃいけない雰囲気?」
雫「あれ、今日って誰かの葬式だったっけ?」
陽「んなワケがないだろう、この馬鹿」
ジーク「香典は用意してきてないぞ」
ゲン「(ハッ)こ、こら、お前ら折角来て貰ったってのに失礼だろうが! お客さんだぞ、お客さんっ!」
田中「野郎だらけの闇鍋大会開催決定……(ぼそり)」
山川「お前ちょっと黙ってろ」
オイル「み、みなさん本日は寒さも厳しい中、『弦月の仮宿』主催・闇鍋大会へようこそおいでくださいました〜! ささ、どうぞ上がって上がって!」
ヴィル「取り繕ったような笑顔が非常に気になるんだが」
陽「同じく」
アトラス「ありゃ? あんまり見た覚えがない顔ばっかりだな」
ビクス「あ、ようやく管理人から来客一覧がいただけました。一組目、夢裏徨様宅「The Old Magic」より、ヴィルさん&ジークさん」
ヴィル「初めまして、いつもうちのエベルとユリが世話になってるな」
オイル「あー! いつもトータが頭抱えてるあの!」
ヴィル「……ここでいつも何をやらかしてんだよ、あいつらは?」
ジーク「今後ともどうぞよろしく」
アトラス「や、こちらこそよろしくな!」
ヴィル「いや、宜しくして良いのかそれ!?」
ビクス「そして二組目は、透峰零様宅「曇りのち『晴れ/雨』!」より、雨野雫さん&太田陽さん。以上、今回のお客様計四名だそうです」
雫「どうも初めまして! って言っても、名前は出して貰ったことあるんだけどな」
田中「……あ、あー! 名前に何か聞き覚えがあると思ったら、まさかいつぞやの隠し撮り魔!?」
雫「(キラーン)そうです、俺こそが隠し撮り魔です」
陽&山川「「認めて良いのか」」
田中「この野郎ぉぉぉ、ここで遭ったが一ヵ月半目! 俺とお友達になってくださぁぁぁい!」
雫「喜んでぇぇぇ!」
(ガシッ←固い握手)
陽&山川「「何でそうなった」」
田中「いやだって、なんか俺と似たニオイを感じるから、義希(※ぁさぎさん宅)に続くソウルフレンドになれそうな気がして?」
雫「俺もそんな気がして? ってか、さっきから気になってるんだけど、何そのステレオツッコミ?」
田中「そうだよ、お前ら二人何なんだよ、ツッコミの息合い過ぎだろ……って、あああ、二回目の思い出した、いつぞやのドッペル山川じゃねーか!」
山川「太田の訪問は二回目だよな、いつぞやはどうも」
陽「こちらこそ、相変わらず苦労していそうだな。今日は無駄に馬鹿を増殖させて悪い」
オイル「……なんか、『ダブル田中君と山川君』の連載が始まったみたいになっちゃってるけど」
アトラス「なー、俺そろそろ腹減って来たんだけど」
ビクス「というか、そろそろ玄関先から移動しませんか?」
ゲン「早くも不安しかねぇな、このイベント……」





●闇鍋大会in炬燵(2)


雫「まぁとにかく、皆入った入った! こんなとこにいつまでもいると風邪引くぞ?」
陽「何でお前が言うんだ。あと少なくとも、お前に関しては風邪の心配は無用だろ」
アトラス「雫の言う通りだな、汚ねぇ部屋だけと上がってくれよ」
ビクス「アトラス君が言うのも間違ってますけどね」
ヴィル「じゃあお言葉に甘えて、今度こそお邪魔するぞ。あー、あったけぇ」
オイル「野郎共の熱気が部屋中に充満してるからね」
ヴィル「今すぐ退場したくなるようなこと言ってくれるなよ!」
ジーク「あ、炬燵がある」
田中「イエス、ザッツ トレジャー オブ ジャッパ〜ン!(グッ)」
雫「オーイエス、ザッツ トレジャー オブ ジャッパ〜ン!(グッ)」
山川「早くも鬱陶しくて仕方がないな」
陽「そこの馬鹿二人、馬鹿にだけ分かる意思疎通をするのはそのあたりにしておけ」
ビクス「座布団には余裕がありますから、皆さんどうぞ座ってください」
ヴィル「適当に座っちゃって良いのか? なんか大量に蜜柑が転がってるが」
アトラス「ああ、どこでも好きな席に……」
ゲン(鍋持って登場)「あ、ちょっと待った待った!」
雫「お、鍋だ鍋、満を持して鍋登場〜!(パチパチパチ)」
オイル「紹介が遅れました、本日の鍋奉行は、ナビゲーター界の暴れん坊将軍ことゲン兄さんで〜す! バイクと料理の腕は確かだよ!」
ゲン「おう、今日の鍋は俺に任せとけ!」
陽「闇鍋に料理の腕も何もないだろうに。あとどんな通称なんだ、それ」
山川「はー、ようやくイベントに移れるか……あれ、ゲンさん、ここにも土鍋一つありますけど」
ゲン「人数もなんだかんだ十人だからな。一つじゃとても足りねぇから、鍋を二つに分けることにしたんだよ」
ビクス「ああ、成程。それで、『ちょっと待った』というのは?」
ゲン「ああ。十人の割り振りは決めておいたから、そのメンバーで鍋を囲んで貰おうと思ってな」
アトラス「メンバー?」

鍋A:ヴィル・ジーク・ゲン・ビクス・アトラス
鍋B:雫・陽・田中・山川・オイル

ビクス「(ハッ)……ああ、十九歳以上・未満ですね? ええ、歳が近い方が打ち解けやすいでしょうし、良いんじゃないでしょうか」
オイル「ああ……(ハッ)いや、待ってちょっと待って、これ狙ってこの分け方したでしょ!?」
ゲン「(ドキッ)」
山川「田中と雨野を隔離して、鍋Aを『安全鍋』にしようとしてますよねゲンさん!?」
ゲン「い、いやいや、オレはビクスが言う通り、打ち解けやすさを重視してだな?」
陽「異議あり! この馬鹿と同じ鍋は絶対に御免だ、メンバーの交換を申し立てる!」
山川「太田に賛同する! というかむしろ、馬鹿二人だけ別の鍋にして、残りメンバーは一つの鍋にすることを提案する!」
ヴィル「な、何だ何だ、何か問題あるのか?」
陽&山川「「『闇鍋』なんていうイベントで、こいつらがまともな食材を投入するはずがない!」」
雫&田中「「わー、信用ねぇ〜」」
アトラス「でも折角の交流企画だろ? 二人だけ仲間はずれってのはどうかと思うぞ。いくらなんでも、食えねぇようなもんは入れないだろうしさ」
オイル「う、正論」
ビクス「(ぱんぱん)ではそういうことで、ゲンさんの提案通りの組み分けで鍋を囲みましょうか?(にこっ)」
陽&山川&オイル「……(渋々首肯)」
ジーク「こうして子どもは大人から汚い生き様を学んで成長する、と」
ヴィル「よせ、これ以上ことを荒立てるなジーク!」

(全員着席)

ゲン「よし、じゃあ鍋の準備に取りかかるぞ〜! 今回は市販の汁ベースを何種類か用意してあるんだが、それぞれ何にする?」
ジーク「寄せ鍋かちゃんこが無難」
ヴィル「何でンなことに詳しいんだよ、お前?」
アトラス「だったら俺、ちゃんこ鍋食ってみたい、ちゃんこ!」
ゲン「お、良いな了解。鍋Aはちゃんこで、Bはどうする?」
田中「カレー鍋!!」
雫「Σまさかの!?」
オイル「Σカレー闇鍋!?」
山川「(小声)いや待てよ、カレー味なら、大概の食材はカレー味で誤魔化されるかもしれない」
陽「(小声)……確かにな、そういう点では、カレー鍋はベストかもしれん」
山川&陽「「カレー鍋に賛成で」」
雫「意外な方向から賛成が!」
田中「お、おぉ、この賛成は意外過ぎるけど……過半数獲得ってことで、鍋Bはカレーでお願いしま〜す!」
ゲン「……まぁ、用意してあることはあるけどよ」

(汁投入完了&カセットコンロ着火)

ビクス「……始まりましたね」
ジーク「賽は投げられた」
ヴィル「ホント止めろ、そういう不安になる発言は!」





●闇鍋大会in炬燵(3)


(鍋が温まるまでを利用して閑話)

圭太「(会場をこっそり覗きながら)たーくや、けーんご!」
田中「ん? あれ、いたのか牧吉。てっきり佐倉とクリスマスデートでもしてると思って心の中で全身全霊呪ってたとこだったんだけど」
山川「ちょうどこれから、鍋が始まるところだぞ。お前も来たらどうだ? 舌と胃の安全は保証しないが」
圭太「ざーんねん、俺はこれから日付変わるまでバイト三昧なんだ。撫子は『弦月の仮宿・突発女子だけクリスマス会』に参加中だしな」
田中「何だそれ、俺の預かり知らないところでフツーに楽しそうなイベント発生してるし!」
圭太「で、だ。バイトであちこち回りがてら、ちょっと義希や沢也たちのトコに寄ってくるつもりなんだ。もしお前らから何かあったらついでに、と思ってさ」
田中「ふ〜ん? なんか用事でもあんの?」
圭太「んー。各所の盛況ぶりを見て、そろそろ誰かさんが不貞腐れてるような気がしてな」
山川「なんだそりゃ。で、寄ったところでどうするつもりなんだ? いきなり訪問されても、向こうも困るんじゃないのか」
圭太「顔は出さずに、ブツだけこっそり玄関先にでも置いて来るさ」
田中「そーいうことなら、じゃあ(ゴソゴソ) これ、あいつらのトコに持ってってくれ!」
山川「……ああ、じゃあ俺も(ゴソゴソ) 一緒に宜しく頼む」
圭太「コレって……はーん、成程な。りょーかい、ちゃちゃっと届けとくよ!」
田中「おう、よろしくな牧吉! いってらっさ〜い!」
山川「つーか牧吉、お前これから一体なんのバイトなんだ? そんな格好までして」
圭太「ん? (玄関から飛び出しながら)強いて言うなら、サンタクロースのバイトかな?(玄関ぱったん)」
田中&山川「「……やりかねねぇ!」」

※ぁさぎ様(ねこの缶づめ)ブログのネタに便乗させていただきました。

(閑話休題)

ゲン「よし、汁も良い加減に茹ってきたな」
陽「最早カレーの匂いしかしていないんだが」
雫「ちゃんこがカレーに大惨敗を喫してるな!」
ビクス「ではここでルール説明をしますね。今回は“闇鍋”大会ということで、このあと部屋の灯りを消し、真っ暗な状態で各自持参した食材を鍋に投入します」
アトラス「え、何を入れたのか食ってみるまで分からないってことかよ?」
ヴィル「いや、だから“闇”鍋なんだろ?」
ビクス「各自でお皿に鍋の中身をよそう時も、灯りは消したままです。一度箸を付けたものは、必ず完食してください」
オイル「(涙目)そのルール適用しちゃうの? 到底食べられないような物を掬っちゃったとしても?」
ビクス「あ、そうですね、失礼しました。皆さんの中に食物アレルギーをお持ちの方はいらっしゃいますか?」
オイル「そういうことじゃなくてぇ!」
山川「いや、まぁ重要なことではあるけど」
ジーク「……アレルギー保有者はいないようだな」
田中「よっしゃ、それじゃあ行くぜ! くらえ必殺・田中エレクトリカルワールドエンドぉぉぉっ!」

 フッ……(照明OFF)

雫「なっ、ついに世界終焉の時がっ!? 太陽、今こそお前のサンシャインパワーで世界を照らす時だ、さもなくば人類は闇に取りこまれるぞ!」
陽「ノリ過ぎだ馬鹿。あと俺の名前は太陽じゃない、田の字を抜かすな馬鹿タヌキ」
ゲン「よーし、それじゃ皆、準備は良いな? 食材一斉投入用意……GO!」

 ブシュッブシュワアアアアアアァァァァッ!(暗闇で響く異音)

一同「ぐわああああああああああぁぁぁっっ!!?」

アトラス「臭、くっせぇ! なんだコレ!?」
オイル「何、何か破裂しなかった? っていうか臭い! ホント臭い!」
田中「ちょ、何か降って来た、何か臭いものが頭からっ!」
山川「誰か窓開けろ窓、今すぐ!」
陽「緊急事態だ、灯りもつけるぞ」
雫「必殺・太陽サンシャインパワーアタァァァックッ!」
陽「黙れ馬鹿!」

 ガラガラピシャッ!(全窓全開)
 パッ!(照明ON)

ゲン「(窓から顔を突き出して)スー、ハー……し、死ぬかと思った」
ビクス「ハァ、ハァ……い、一体何が……(振り返る)」

(謎の汁まみれになった会場)

雫「……マジで世界終焉が来た?」
田中「……ああ、闇鍋の底の王が飛び出した後、的な?」
陽&山川「「それはない」」
ビクス「さっきの音、そのあたりから聞こえた気がしましたが……」

(一同の視線が約一名の手元に集中)

ヴィル「……ジーク。お前が持ってるその缶(開封済)は何だ?」
ジーク「エベルに持たされた」
山川&陽「「……シュールストレミング!?」」

※シュールストレミング
 主にスウェーデンで食べられている、ニシンの塩漬けを発酵させたもの。
 最“臭”兵器として有名。内部で発生するガスにより缶が膨張し、開封時に汁が勢いよく飛び出す。

ヴィル「お前はなんつーもんを持って来てんだジーク!?」
ジーク「おいしい、らしい」
ヴィル「それ以前の問題だろうがぁぁぁっ!」

(間)

オイル「い、一応、室内の修復(汁の拭き取り作業)は完了したよ……まだニオイ残ってるけど……」
ビクス「会場はすっかり冷え切ってしまいましたが、このまま換気し続けた方が良さそうですね」
ヴィル「済みません! ホント済みません! 申し訳ありませんでしたぁぁぁっ!」
ジーク「ヴィルに責任はない」
ヴィル「お前が言うか!?」
ゲン「ハー、成人組はまともなモンを持ってくるだろうと思ったら、とんだ伏兵がいやがったぜ……」
ビクス「でも考えてみれば、以前の企画では改造計画書だのホルモン剤だのを送ってきたブログの方々なんですよね」
ヴィル「あいつらと一緒にするな……いや、やめよう、今は何を言っても説得力が皆無だ……」
ゲン「(ヴィルの肩ぽんぽん)あんたも苦労してんな……」
陽「それで結局、鍋はどうするんだ?」
雫「電気もつけちまったしな……あれ、でも」
アトラス「何だ?」
雫「……食材、もう鍋の中に入ってないか?」
一同「え゛?」
ヴィル「……そうか、シュールストレミング開封前に、各自の食材は投入し終わってたのか」
ビクス「と、いうことは……」
田中「祝☆闇鍋続行ぉぉぉっ!」
山川「続けるのかこの状況で!?」





●闇鍋大会in炬燵(4)


オイル「ねー鍋奉行様、もっかい電気消した方が良い?」
ゲン「いや、もう良いんじゃねぇのか、このままで。つーかもう、怖くて照明を落とす気になれねぇ……」
ヴィル「ん? いつの間にか鍋に蓋がされてる」
ビクス「ああ、室内掃除で埃が入ってもいけないと思いまして」
ゲン「その気遣いや良し、なんだが」
陽「あの騒動の間中、この鍋×2は、正体不明の食材を延々と煮込み続けていたってことか」
ジーク「パンドラの箱だな」
ヴィル「真っ先に災い振り撒いた人間が言うか」
雫「よっしゃ、んじゃ鍋Bから開けてみるぞ! 俺の空腹が限界だから!」
山川「今の話の後で率先してとか、勇者かお前」
陽「いやただの馬鹿だ」
田中「今だっ、ひらけえええぇぇぇ〜闇鍋ぇっ!」

 ぱか(鍋Bオープン)

オイル「……予想はしてたけど、まごうことなきカレー色カレー臭だね」
陽「見ただけじゃ、どこに何が入ってるか全く分からないな」
田中「そんじゃあ準備は良いか、鍋Bに群がる野郎ども! 一斉に鍋へと箸orおたまを突っ込むぞ!」
山川「おたまはリスクがデカ過ぎる!」
雫「行くぜ野郎ども、せーのぉっ!」

 ぱしゃしゃっ

山川「……牛肉だ(明らかにホッ)」
陽「ああ、俺が持ってきた肉だな」
雫「えええええ、闇鍋で普通に牛肉とか、闇鍋の何たるかを全く分かってねぇじゃん太陽! 闇鍋イコール『何か面白いものを持ってこい!』というメッセージだろうが!」
陽「曲解しすぎだ。そういうお前は何を……」
オイル「な、なんかオイラ、ブヨブヨにふやけた柔らかそうな白っぽい物体をゲットしたんだけど」
雫「あ、それ俺俺! 俺が持ってきた食材!」
山川「なんだそれ?」
雫「食パン!」
陽「……何でパンだ? 何でここでパンを持ってくるんだお前は?」
雫「『何か面白いもの』と思って、奇をてらってみた☆ で、俺のおたまの中には……ゴロゴロした塊がいっぱい入って来た」
オイル「それ、オイラが持ってきた食材かな。ニンジン&タマネギ&ジャガイモ(食材提供:ハーブ)」
陽「だから何でそのチョイスなんだ? さっきから何で洋風嗜好なんだ、今日は鍋大会じゃなかったのか?」
オイル「へ? だって鍋って言ったらポトフとかシチューでしょ? 至って無難な食材を持ってきただけなんだけど」
山川「そう言えば、忘れがちだが欧州出身だったな」
雫「え、何? カレースープ+牛肉+ニンジンタマネギジャガイモ? 何か、ごく普通にカレーシチューになってね?」
陽&山川「「パンが入ってるがな」」
オイル「でもまだ他に、二人分の食材があるよね?」
陽「俺の箸に引っ掛かってる、この細長いものは、もしかしなくても」
山川「ああ、俺が持ってきたウドンだな」
オイル「流石にまっとうだね……っていうか、カレーパン&カレーウドン?」
陽「残すところ一人分か」
田中「あり? 自分で自分の食材とっちまった」
雫「お、お前もおたまでキャッチ派か。で、一体何を持って来たんだ?」
田中「ごはん!!」
一同「…………」
山川「お前、カレーライスのことしか頭になかったのか?」
田中「人は俺のことをカレーの王子殿下と呼ぶかもしれない」
陽「パンとうどんと米、見事に炭水化物オンパレードだな」
雫「決めた! 今この瞬間を持って、俺はこの鍋のことをカレーパーメンライスと命名する!」
陽&山川「「名付けんで良い」」

ゲン「まさか鍋Bが予想以上に食えそうな内容になるとは……」
ビクス「出来れば別々に食べたいですけどね、カレーパンとカレーウドンとカレーライスとは」
アトラス「なぁ、隣の鍋を羨んでないで、鍋Aも早く食べようぜ? 蓋開けたまんま、いつまで待たせるんだよ」
ヴィル「気軽に言ってくれるがな……これに匙をぶち込む勇気、あるか?」

 ぐつぐつぐつぐつ……(煮えたぎる鍋A)

ビクス「……臭いは完全にシュールストレミングですからね」
アトラス「これもう、ちゃんこ鍋じゃなくて、シュールストレミング鍋だろ」
ジーク「一缶丸ごと投入したからな」
ヴィル「手際が良過ぎて腹が立つんだが」
ゲン「ニシンは置いておくにしても、それにしたって、何だよこの色? 紫っつーか、赤黒っつーか……とにかくエグすぎだろ?」
ビクス「魔女の大鍋みたいになってますよ。それこそ闇の魔王でも召喚出来そうな」
ジーク「これぞ闇鍋」
ゲン「闇なんて可愛いモン通り越して暗黒鍋だぞ、最早」
アトラス「ごちゃごちゃウルせぇな、良いからとにかく食ってみようぜ! 意外と美味いかもしれねぇぞ?」
ゲン「くっ、ここは腹を括るしかねぇか……行くぞ、せーのっ!」

 ばしゃぐちょっ

ヴィル「嫌な音がした……」
ゲン「鍋に箸を突っ込んだ時の音じゃねぇだろ……」
アトラス「あ、これがさっきのニシンだな? ホントだ、案外うめぇ(ぱくもぐ)」
ゲン「……オレはたまにこいつを心から尊敬する。で、それ以外の食材は……」
ビクス「ヒッ、なんか白くブヨブヨした気色の悪い物体が!」
ゲン「あー、それたぶん、オレが入れた水ギョーザだ。自信作だったんだが、あー……」
ヴィル「……煮込み時間が長かったからな。なんというか、その、見た目が」
ジーク「腐った生魚のような」
ヴィル「ジークぅぅぅ!」
ゲン「発酵した魚を持ちこんだ野郎に言われたくねぇ……っつーか、オレのもなんだコレ、ゾロゾロと気味の悪い何かが」
ビクス「それ僕の持ちこみです。消化を助ける薬草をあれこれ」
ゲン「へー、そいつは今回ありがたそうな(ぱく)」
ビクス「ちなみにかなりニガマズイです」
ゲン「…………っ! い、入れんなそんなもん!(涙目) だーもう、ロクな食材入ってねぇじゃねぇか、一つくらいまともなモンは」
ジーク「(黙ってシイタケを掲げる)」
アトラス「おお、信じ難い程ロクな食材だな。持って来たの誰だよ?」
(視線が約一名に集中)
ヴィル「……鍋に入れるっつったらシイタケだろ」
ジーク「闇鍋なのに」
ヴィル「そこっ! 面白さを求めてんじゃねぇよっ! 面白さなんか求めるから……求める、から……」
(ジークの箸が掴んだ物体Xから滴る赤い何か)
ヴィル「……なんだこれ」
アトラス「あ、それ俺の! モツ!」
ゲン「モツ? モツってそんな色だったっけ……って、まさか!?」
アトラス「俺が倒した猪の中身!」
一同「うわあああぁぁぁぁぁっ!?」
ゲン「ちょ、おま、そりゃ確かに間違いなくモツだろうが……だからってそのままブチ込むか!?」
アトラス「へ? 美味いんだぞ、猪」
ゲン「そうかもしれないが、そうじゃなくてだなぁぁぁ!」

 〜お鍋は参加者全員で残さずいただきました〜

ゲン「……以上を持ちまして、弦月の仮宿主催・闇鍋大会を終了します……(疲労困憊)」
ビクス「……これで終わるんですか? オチもなく?」
オイル「いやだってこれ、落としようもまとめようもないよ?」
アトラス「良いじゃねぇか、鍋は美味かったんだし!」
ゲン「お前、しばらく怨んでやるからな……」

(玄関先にて)

山川「なんというか……ホント済みません、折角のクリスマスに」
ヴィル「いや、色々やらかしたのはこっちも同じだしな」
ジーク「お互い様ということで」
ヴィル「お前は一方的だったろ!」
雫「腹一杯食ったし、俺は楽しかったぜ! な、太陽」
陽「俺は太陽じゃないと言ってるだろ、この馬鹿。ま、騒がしかったが、貴重な体験ではあったかもな」
田中「懲りずにまた、遊びに来てくれよな! 炬燵あっためて待ってるぜ!」
ヴィル「ああ、ありがとな」
ジーク「御馳走様でした」
雫&陽「「それじゃあ、またな!」」

(四人去っていく)

田中「やー、終わった終わった! すっげぇ長かったような、短かったような」
山川「確かにそうだな。さーて、部屋に戻って後片付けするか」
田中「おー! ……あ、ちょっと待って山川、大事なこと忘れてた」
山川「? 大事なこと?」

(田中、玄関から外に向かって)

田中「メリィィィィィ、クリスマァァァァァス!」

(夜空に響く田中の声)

田中「……聞こえたかな?」
山川「誰に?」
田中「みんなに!」
山川「……さあ、どうだろうな?」





●後日談


ポルク&ディー&トータ&ハナダ「あ」
ピアニー&トット&アルト&リュー&レックル&ロー「あ」

(玄関先でばったり)

アルト「……ッポルクディートータハナダぁぁぁ! お前ら大丈夫だったのか、怪我しなかったか、無茶しなかっただろうな!?」
ポルク「ぜーんぜん! ボクを誰だと思ってるのさ、アルト?」
トータ「心配されるようなことは何一つなかったから、人を犬みたいに撫で回すのはそのあたりにして貰おうか?」
ピアニー「お主らも今、帰りであったか。化物が出ただのなんだの、“白虹太陰”でも随分話題になっておったぞ」
ディー『やたらと話が膨れ上がってるな。出たのは化物じゃなくて不審者』
ハナダ「不審者というより、単なる変な人じゃないかしら」
アルト「どういう状況だよ……とにかく、誰も怪我はしなかったんだな? じゃあ“月影草”の連中も無事か。あ〜安心した、良かったぁ……」
リュー「で、みんなはその単なる変な人をどうしてきたの?」
ポルク「力を合わせて撃退したよ! 取り逃がしちゃったのは残念だったけど、皆で待機したり一斉攻撃したり、なんだかちょっぴり楽しかったかも」
ディー『仕事で“楽しい”っていうのも不謹慎だけどな』
ロー「へえ、そっちはそっちで面白いイベントだったようだね。ちょっと覗いてみたかったな」
トータ「で、そちらは随分と華やかな会場にお呼ばれしていたようだけれど、どうだったんだい?」
トット「すっっっごく楽しかったよ! 人もいっぱいで賑やかだったし、美味しい料理もいっぱいあったし!」
レックル「会場の飾り付けもとっても綺麗だし、ツリーなんてわざわざ伐って来たんだよ! 羽根つきとかトランプとか、ゲームもたくさんあって、それからそれから……」
ハナダ「少し落ち着いたら、レックル」
レックル「あ、ご、ごめんハナダ! えへへ、あんまり楽しかったものだから、つい興奮しちゃって」
トータ「よく伝わったよ。随分と満喫してきたようだね」
ピアニー「満喫と言えば、アルトは乾杯の音頭まで任されておったではないか」
ディー『アルトが? ゲストのくせに?』
リュー「そう、ゲストのくせに」
アルト「やー、はは、なんか乗せられちまってさ」
ロー「おや、乗せられたのは音頭だけじゃないだろう?」
アルト「へ?」
レックル「そうそう! みんなの歌と演奏、もう、すっごく素敵だったんだよ! テオさんとピアニーさん、スカイアさんとアルトさんの歌なんてうっとりしちゃうぐらいでね!」
ピアニー「こ、これレックル、余計な話をするでない!」
アルト「あー、まぁ、照れ臭かったけど。確かに、歌ってて気持ち良かったなぁ」
トット「ししょーたちの歌は勿論だけど、ヤマトさんとリューの演奏もすごく良かったよね!」
リュー「ありがとトット。トットもあんなに踊れるんだね、ちょっと驚いたよ」
ポルク「良いなぁ、楽しそう。そっちのイベントにも行ってみたかったなぁ」
ハナダ「ところでみんな、お土産話は後にして、ひとまず中に入らない?」
アルト「あ、そうだよ、こんなトコでダベってたら風邪ひいちまう! ほら、さっさと入った入った!」
ディー『そう言えば、うちはうちでイベントを開催してたんだよな?』
トータ「ああ、田中君と山川君が仕切ってくれたのだったっけ。約一名の仕切りにかなり不安があるのだけれど」
トット「“弦月の仮宿”の企画は闇鍋大会だったんだっけ! わぁ、お鍋まだ残ってるかなぁ?」
ピアニー「お主、あれだけ喰っておいてまだ足りぬのか?」
ポルク「みんなー、ただいま〜……」

(玄関にまで漂うシュールストレミング臭)

一同「……………………」
リュー「毒ガス心中?」
アルト「うわああああああぁぁぁぁぁっ!?」





 たくさんのご参加ありがとうございました!








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