「田中と山川にバレンタインチョコを贈ろう!」
2006実施




 web拍手のメッセージ機能を利用して、「田中君と山川君」の二人にチョコを贈ろうという企画です。
 投票は一人何票でもOK。総獲得チョコ数は12個でした。



●結果

 田中チョコレート獲得数: 2コ
 山川チョコレート獲得数:10コ





●「田中君と山川君」バレンタイン特別編

*「バレンタインに悟りを開こう!」


「よ〜う、バレンタインの王者・YAMAKAWA! 調子はどうだ!?」
「無駄に腹立たしいな。今年は例年より少なめかな」
「え、マジで!? とうとう女子がお前の本性に気付いたか!?」
「去年お前の所為で随分泡食ったから、今年はあらかじめ下駄箱の隅とか机の上に『手渡しでないチョコレートは問答無用で棄却します』ってメモを貼り付けておいたんだ。だからいつもより少ないんだな」
「……お前、それ、チョコが貰えるのを前提にしてるよな?」
「そういやそうだな。つっても、今二十コくらいはあるけど」
「…………」
「どうした? 今年はキレないのか?」
「あのな、山川君」
「何だよ」
「俺が所属する『モテ男撲滅委員会』でな、この学校におけるモテ男に対し天誅を下すという決定が下った」
「いつの間にそんな組織を……じゃなくて、それで俺に天誅を下そうってか?」
「いや、今年の俺は寛大なんだ。だから山川、お前を特別にその委員会に入れてやろうと思う。本日限定でいい。本当ならお前のような男の入会は認められないんだけど、幹部の名をもっての特別措置だ」
「何をワケの分からないことを……」
「入会すれば、お前は天誅=『足の裏がチョコ色に染まる呪い』を受けなくても済むことになる。入らなければ、お前は確実にその呪いをその身に受けるぞ?」
「ミカンの食い過ぎみたいな呪いだな」
「で、どうするんだ?」
「そりゃあ、呪いはともかく、お前(ら)に妙な危害を加えられずに済むならそれに越したことはないけど」
「ただ〜し!」
「?」
「その組織員が万が一女子からチョコを受け取った場合、問答無用で『鼻からホットチョコレート吸入の刑』に処せられることになっている!」
「どのみち逃げ場ないじゃねぇか!」





 たくさんの投票ありがとうございました!










●「田中君と山川君」バレンタイン特別編 おまけ

*「ホワイトデーに無理矢理テンションを上げよう!」


「山川ああああっ!」
「うわっ、またかよ田中! 何だよ、一体!?」 「お前、ホワイトデーのお返しどうするんだ? 幾らかかるんだ? 貯金下ろすか?」
「嬉しそうだな。今年は返しきれないからカード」
「全国の男子諸君の呪いをその身に受けやがれ、この悪魔ッ子があああっ!」
「知るかよ、んなもん! お前はどうなんだよ、誰かに返すのか? その様子だと返しようがなさそうだな」
「あ、お前馬鹿にするのか? この俺を馬鹿にしていいのか?」
「問題ないだろ、真打馬鹿。何だよ、その顔?」
「返す相手がちゃんといるんだな、今年は!」
「!? お前が!? 誰? 母親とかじゃなくて?」
「母ちゃんでも姉妹でも従妹でもない! 同い年くらいの、他の学校の制服着た女の子! 素朴な顔した背の低い子でさ、ちょっと恥ずかしがりやっぽかったな!」
「んな馬鹿な。知らない子なのか?」
「おうよ! バレンタインの学校帰りに、綺麗にラッピングしたチョコレートを渡された!」
「世も末だ……で、その子に返すんだな?」
「勿論! でも、会うのが難しそうなんだよな」
「他の学校じゃなぁ」
「上手いこと今日も夢の中に出てきてくれないとな……」
「……夢?」
「夢」
「世界はまだ見込みがありそうだな。お前の脳内以外」








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